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屋根カバー工法でアスファルトシングルを使うメリットは?特徴や費用、ガルバリウム鋼板との違いを解説

塗装コラム
屋根カバー工法でアスファルトシングルを使うメリットは?特徴や費用、ガルバリウム鋼板との違いを解説

屋根リフォームの主流となりつつある屋根カバー工法。屋根カバー工法で使用する屋根材としてよく知られているのはガルバリウム鋼板に代表される金属屋根ですが、ほかにも「アスファルトシングル」という屋根材も使われます。

本記事ではアスファルトシングルの特徴や屋根カバー工法に用いた場合のメリット・デメリット、費用相場などを解説します。

ガルバリウム鋼板と比較もしながら解説していきますので自分の場合はどちらが良いのか検討する際の参考にしてください。

アスファルトシングルとは

アスファルトシングル施工中

アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトをコーティングして表面に石粒を吹き付けた屋根材のことです。

日本ではあまり普及しておらず瓦やスレートと比較するとシェアも圧倒的に少ないアスファルトシングルですが、実はアメリカでは歴史が深く、多くの住宅で使用されています。

日本では屋根=瓦というイメージですが、アメリカでは屋根=アスファルトシングルと言っても過言ではないほどメジャーな屋根材です。

魅力は「費用」と「デザイン性」

アスファルトシングルの魅力はいくつかありますが、代表的なものは以下の4つです。

  • 費用が安い
  • 重量が軽い
  • 施工がしやすい
  • デザイン性に富む

詳しくは後述しますが、特に費用が安い点とデザイン性に富んでいる点については屋根カバー工法を行う上でアスファルトシングルを選択する大きな魅力になります。

アスファルトシングルの費用相場は1㎡あたり6,000円前後と屋根材の中では非常に安価な部類に入ります。最近では新築の戸建て住宅でもアスファルトシングルを採用することがじわりと増えていますが、やはり低価格でコストを抑えられることが一番の要因になっています。

また、アスファルトシングルは表面に石粒を吹き付けるため、石粒の色で様々なカラーバリエーションがあります。また、柔軟性もあるためドーム型や波型など複雑な形状にも対応可能です。おしゃれな住宅作りを考えている方にはまさにうってつけの素材というわけですね。

ちなみに、アメリカの住宅でアスファルトシングルが広く使われているのには住宅のメンテナンスは基本的にDIYで行うという文化と、安く軽くて持ち運びしやすく素人でも施工しやすいというアスファルトシングルの魅力が完全にマッチしていたという背景があります。

アスファルトシングルを使った屋根カバー工法のメリット・デメリット

アスファルトシングルを使った屋根カバー工法のメリット・デメリット

アスファルトシングルを用いた屋根カバー工法の最大のメリットはやはり「価格の安さ」になります。

後述するガルバリウム鋼板との比較で詳しく触れますが、代表的な屋根材の中では価格がもっとも安いため、業者にもよりますが基本的には工事費用を抑えることが可能です。

屋根カバー工法での屋根リフォームは一般的に100万円以上かかるような工事になりますので、できるだけ費用を抑えたいという方にとっては非常に大きなメリットといえますね。

また、吹き付ける石粒を活かした色合いや洋風・和風どちらにも合うデザイン性の高さはほかの屋根材にはない突出した強みになっています。

素材が柔らかく複雑な形状の屋根にも対応できることもあり、住宅のデザインにこだわりを持っている方には需要を満たせるような素材ですね。

ほかにも、既存の屋根材に新しい屋根材を被せる屋根カバー工法に使用できるほどの軽さも魅力のひとつ。運搬や施工がしやすいなど施工業者側のメリットもありますが、屋根カバー工法のデメリットである屋根重量の増加による耐震性の低下のリスクについても抑えられる点もよいですね。

一方で、アスファルトシングルは経年で吹き付けた石粒が剥がれてくるという弱点があります。

石粒が剥がれるとせっかくの外観も損ねてしまいますし、屋根としての耐久性や機能性も損なわれてしまいます。耐用年数も他の屋根材より短いため、メンテナンスのコストは他よりかかるかもしれません。

そもそも、アスファルトシングルは日本ではあまり普及していない屋根材なので対応できる業者が少ないという点もデメリットです。アメリカのようにDIYでなんとかするのも難しいですし、施工のハードルはどうしても上がってしまいますね。

アスファルトシングルとガルバリウム鋼板の比較

アスファルトシングルとガルバリウム鋼板の費用や耐用年数等の比較

屋根カバー工法を行う上でアスファルトシングルを検討する方は、屋根カバー工法で採用される代表的な屋根材の「ガルバリウム鋼板」と比較してどちらがよいか考える必要があるでしょう。

違いはいくつかありますが、特に気になるであろう費用や性能、外観に絞って比較して上の表にまとめました。

ちなみにガルバリウム鋼板については別記事にて詳しく解説していますので、気になる方は「屋根カバー工法でのリフォームで使われる屋根材「ガルバリウム鋼板」の特徴や魅力を解説」もチェックしてくださいね。

まず、施工費用については先述したようにアスファルトシングルのほうが価格が安いです。施工業者の見積もりにもよりますが、おおよそ10〜20万円近くコストダウンが見込めます。

ただ、デメリットにもあるようにアスファルトシングルは施工できる業者そのものが少ないという背景もあるため、場合によってはむしろ高額になってしまうというケースもありえますので、しっかり見積もりを取った上で検討すべきでしょう。

重量について、アスファルトシングルは軽量であるとお伝えしましたが、実は最も軽いのはガルバリウム鋼板なのです。その重量はアスファルトシングルの約半分です。

屋根カバー工法は上に被せる屋根が重いほど家の重心が上に移動するため耐震性が低下するので、アスファルトシングルとガルバリウム鋼板を比較すると耐震性においてはどうしてもガルバリウム鋼板に軍配が上がります。

とはいえ、屋根カバー工法に採用できるほどの軽さではあるので、アスファルトシングルで屋根カバー工法を行うから耐震性に問題が出てくるというレベルではないのでご安心ください。

デザイン性については言うまでもなくアスファルトシングルのほうが優れています。ガルバリウム鋼板は金属屋根なのでどうしても無機質なデザインになってしまいます。

耐用年数は、前述したようにアスファルトシングルは材質の性質上、年数が経つごとに石粒が剥がれるなど劣化が早めです。結果として耐用年数は短めになります。

総合的なコスト面に関しては、ガルバリウム鋼板は導入コストが高く維持コストが安い、アスファルトシングルは導入コストが安く維持コストが高いという風にそれぞれ一長一短があると言えるでしょう。

簡単にまとめると、屋根のデザインにこだわりがある人や、のちのちメンテナンス費用がかかるとしても施工費用を抑えることを優先させたい人にはアスファルトシングルが向いており、施工費用は高くなるがメンテナンスの手間をかけず長持ちする方がよいと考える人や耐震性を重視してとにかく屋根は軽くしたいという方はガルバリウム鋼板が向いています。

アスファルトシングルでの屋根カバー工法も対応可能!トラスト美装へご相談ください

トラスト美創は塗り替え塗装職人直営店

まだ日本ではシェアも少ないアスファルトシングルですが、そのデザイン性の高さやコストを抑えるという魅力で日本でもじわじわと戸建て住宅で採用することが増えてきています。

屋根カバー工法においてはやはりガルバリウム鋼板の金属屋根が主流ですが、アスファルトシングルのほうがより満足いく結果になると考えるのであれば検討する意味はあるでしょう。

重要なのは屋根のリフォームで何を成し遂げたいか、何を優先させたいかということです。この点を考えて屋根材を選んでください。

主流であるガルバリウム鋼板での屋根カバー工法よりは数が少ないですが、トラスト美装でもアスファルトシングルでの施工経験はあるため対応可能です。

ご相談・建物診断・お見積りは無料で行っております。福岡県の筑後市エリアを中心に数多くの工事を手掛けていますので、もし屋根リフォームを検討しているのであれば、まずはお気軽にトラスト美装へご相談くださいませ。

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